村上さんも、返事を書くのに脂がのってきて終わりに近づくにつれ、名言のオンパレードになります。
しかし、これは村上さんだけの話ではなく、すべての人にとって心が発生したエネルギーをどのように使っていくか、ということが課題になるのです。大切なことに気づかせてもらいありがとうございました。
入院中の読書は、この後、図書館で借りていた畠山重篤「森は海の恋人」。
妻が持ってきてくれた村上春樹「職業としての小説家」を読みました。
「職業としての」は私の観点では「村上さんのところ」で大体カバーされていました。畠山さんの本は初めてだったのですが、大変興味のある内容だったので、今後、新しいテーマとして研究していきたいと思います。
- Q417 音楽と文章 直感と思索
A. 僕は素晴らしい音楽を聴いたら、その素晴らしさをなんとか文章ののかたちに置き換えてみたいといつも思います。それはとても自然な欲求なのです。そしてその文章を誰かが読んで、「ああ、この音楽を聴いてみたいな」と思ってくれたら、それに勝る喜びはありません。でも、音楽を文章で表すのっれ、ずいぶんむずかしいです。僕はそれを自分にとっての文章修行だとみなしています。
音楽を聴くことと、音楽についての文章を読むことは、お互いを助け合う行為だろうと僕は考えていますが。直感と思索は、互いを支え合うべきものなのです。
- Q419 被害者ではなく 体験者として生きる(『アンダーグラウンド』でのある駅員さんの話から)
A. …その駅員さんは自分を「被害者ではなく体験者」と見なすことによって、「自分はこの世界に生きているという責任を、たまたま自分なりに分担したのだ」という風に、いわば前向きにお考えになろうとしたのでしょう。…それは「災難が降りかかってきた、ひどい目にあった」と受動的に捉えるか、「心ならずもではあるが、自分が災難を引き受けることになった」と能動的に捉えるかの違いだと思います。
あなたもできるだけいろんなことを能動的に前向きにとらえて元気に生きていてください。
- Q440 それは小説を書く燃料になります(自分の悩みをどう解消するか)
A. 僕はあまり(ほとんど)人には相談しない方だと思います。だいたい自分で抱え込みます。愚痴も言わないですね。じゃあ、自分の中に溜め込んだものはどのように処理するのか?小説を書きます。だいたいなんでも小説を書く燃料になります。
しかし、これは村上さんだけの話ではなく、すべての人にとって心が発生したエネルギーをどのように使っていくか、ということが課題になるのです。大切なことに気づかせてもらいありがとうございました。
入院中の読書は、この後、図書館で借りていた畠山重篤「森は海の恋人」。
妻が持ってきてくれた村上春樹「職業としての小説家」を読みました。
「職業としての」は私の観点では「村上さんのところ」で大体カバーされていました。畠山さんの本は初めてだったのですが、大変興味のある内容だったので、今後、新しいテーマとして研究していきたいと思います。