日々の気づきノートです。

姉妹ブログ「勇気の出る名言集」を始めました。
過去に読んだ本で気に入ったテクストのアンソロジーです。

「勇気の名言集 第2巻」が出版されました。

勇気の名言集 第2巻
今宿 葦
2022-02-14

よそみの楽しみ

平成28年を振り返って

早いもので今年も終わろうとしています。
かつては一年の終わりというものに感慨を持ったものだけれど、最近はそういうものを感じることがあまりなくなったように思う。あんなことがあった、こんなことをした、といったことをしみじみと思うこともない。
なぜかと考えてみると、毎日がそれぞれかけがえのない日であって、充実しているからだろうと思う。だから何か一日や一年の目標があるわけでもなく、一日を終えて眠りに就く時も、感謝以外の思いはなく、何の悔いもない日々を送らせてもらっている。

だから、もし今、人生が終わるとしても何の悔いも残らないだろう。

そういえば、この頃、不足だとか不満だと思うことがほとんどなくなった。かつては自分がこうあるべきだとか境遇に対して不足や不満を感じることがあったが、最近は自分のありさまや与えられたことに対して不足を感じることがない。
朝、目が覚めた時も、感謝で新しい一日を迎え、朝ご飯をおいしくいただき、お茶を楽しみ、好きな本を読み・・・。
いわば、今を楽しめるようになったのだと思う。

そうだ、今を楽しめるようになったと言っていいだろう。

人からあなたは何を目標に生きているのか、とか聞かれたらこう答えよう。今、新しい気づきを喜び、感謝していると答えよう。

平成28年 私の誓い

新年あけましておめでとうございます

今年も実に清々しい気持ちで元旦を迎えることができ、感謝でいっぱいです。
いつもと同じく4時半に目覚め、水シャワーで身を清め、御雑煮の下ごしらえと米をといで、天に感謝の祈りをしました。空を見上げれば半月が南天にかかっている。

今年の初日の出と同様、名古山へ行く、7時10分に家を出て頂上に着くと駐車場は早くも一杯で、少し坂を下ったところに路上駐車。
頂上に出ると早くも日は山の端を出てしまっている。

CIMG0677

今年は、雲が全くなく晴天だったので日の出が早かったのだ。
通常であれば、東の空には雲が出ているので日の出は7時20分頃だが、今日は少し早かったようだ。

西の空を見上げれば、下弦の月が浮かんでいる。初日の出と月を両方楽しめました。
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さて、今年の誓いです。
  • 命(魂)に感謝します。
  • 私の信念は、私の身心を厚くくるみあらゆる困難を乗り越えることができる。
  • 生きとし生けるものの命を尊重し、思いやる。
  • 私が出会うすべてのモノゴトはすべて私の魂を磨く尊い宝だ。喜んで受け取ろう。
  • 自分の口から出る言葉はすべて積極的なものであり、自分や周りの人々を勇気づけ幸せにする。
  • どんな状況でも、いつもニコニコしている。
  • まわりの人々や社会を信頼し感謝して安心して生活している。すべての人に敬意をもって接する。
今年は、7つの項目に絞りました。

今年もこの誓いを守り、怒らず、怖れず、悲しまず、一日一日、生まれ甲斐のある人生を歩んでいきます。

私の10大ニュース

あっという間に大晦日になってしまいました。
平成27年(2015)を振り返って、代表的な気づきを10個程度(結局12個でしたが)を振り返り、来るべき平成28年に向けて人生の改善の糧にしたいと思います。

  1. 平成27年私の誓い(元旦) 
    毎年、元旦に一年の計を誓います。今年の誓いは以下のとおりでした。
    〇いただいた命に感謝する。
    〇生きとし生けるものの命を尊重し思いやる。
    〇私が出会うすべての人や運命はすべて私の心を磨く尊い宝だ。
    〇自分の口から出る言葉はすべて積極的なものである。
    〇いつもニコニコ。
    〇自分や周りの人々を幸せにするように行動・言動をしよう。
    〇家族は私の人生の喜びである。初めて出会った時のことを思い出し、敬意をもって接しよう。
    〇母に感謝し安心して生活できるように支援する。
    〇まわりの人々や社会を信頼し感謝して安心して生活しよう。
    〇整理・整頓・清潔・清掃
    〇挨拶は先手必勝。
    あらためて読んでみると良い「誓い」だ。明日、また平成28年の誓いを立てるが、どうなるでしょうか。すべては明日の午前中の考えです。

  2. 定年退職(2月18日)
    学校を出て、会社に入り36年間、結婚して31年、その内17年は単身赴任という生活でしたが、大きな病気もなく過ごさせてもらったことに改めて感謝したことでした。
    挨拶メールに書いた、

    「振り返りますと、飽きっぽい性格の私が長いサラリーマン生活を完遂できたのも一重に皆様の暖かいご支援ご協力があったからこそでした。おかげさまで、愉快に充実した36年間を過ごさせていただきました。
    あらためて感謝してお礼申しあげます。
    17年間の単身赴任で家族と離れて生活しておりましたが、これからは家族で仲良く暮らしていきたいと思っております。
    しばらくは、〇〇でゆっくりしたいと思っております」

    という内容は、全くその通りだったと思います。また、「これからは家族で仲良く暮らしていきたいと思っております」という部分は引き続きの私の課題です。

  3. グローバル時代の文明論」出版(3月17日)



    1月から連載していた「福沢諭吉の文明論」を加筆修正して、電子書籍として出版しました。初めてのことで当初、戸惑いもありましたが、やってみれば簡単です。日本がグローバリズムに流されている今こそという意気込みで書きました。
    考えてみると福沢諭吉が「文明論之概略」を出版したのが140年前のこと。そのちょうど半分の時期に太平洋戦争の敗戦があったということは象徴的だったと思います。

  4. 唯魂論の誕生(4月21日)
    人間の身体と心と魂の関係について、今まで考えてきた構造を図解化してみました。
    唯魂論
    今でも、心と身体を考えるとき、この図を頭に思い浮かべると、整理がしやすくなります。
    魂の発見。これが私のライフワークのような気がします。もちろん「幸せ職場の実現」といういうのが私のミッションなのですが、このミッションを実現するために「魂の発見」というのが必要な要素であるようなのです。
    これからも検討を続けたいと思っています。

  5. 蘇った時計(5月27日)
    修理前2
    退職して、家に戻ると17年間も単身赴任だったので家の中の定位置がなくなっていた。そこで部屋を片付けて自分の居場所を確保しなければならない。片づけの中で、父が欧州視察の帰りに買ってきてくれた時計が出てきた。40年も前の時計ですっかり錆びついていたが、近所の時計屋さんに持っていって直してもらった。
    自動巻きで付け忘れると止まる、毎日1分位遅れるなどの問題があるが、付けているとパワーをもらっているような気がします。
    これからも大事に使っていきます。

  6. 「こころ強く生きるために-天風哲学の実践」出版(6月2日)



    2冊目の著書の出版。これもブログでの記事を加筆修正したものです。
    中村天風を知ったのは、私の師匠であるNさんから教えてもらったものです。
    天風哲学のおかげでサラリーマン生活で幾度も壁にぶつかりながら生きてこれたと思っています。
    厳しい日本の職場で悩み苦しみの中におられる人々が天風哲学と出会い、少しでも救われるようにと願っています。

  7. アメリカへの旅(6月26-7月6日)

    CIMG9234
    今年11月に結婚した次女の結婚相手(当時の婚約者)が昨年7月から1年間の予定でアメリカのシンシナティに駐在していた。いい機会だということで、婚約者のご両親と一緒にアメリカに行こうと、いう話があり、計画していました。あいにくご両親の都合で一緒に行くことができなかったのですが、私たち夫婦と次女で訪問させてもらいました。
    観光という観点ではあまり縁のないシンシナティに行けて、アメリカの違う面を見ることができて良かったです。また、イエローストーンやグラン・ティトンなどのナショナル・パークをめぐりアメリカの自然も満喫させてもらいました。

  8. 「安全な職場をめざして-安全文化をめぐる12のエッセイ」出版(7月29日)



    かれこれ20年くらい前から、あるオピニオン誌に掲載した12回のシリーズをブログで紹介しましたが、これを加筆修正して出版したものです。幸せ職場の実現に向けた取り組みの一環でなつかしくもあり、あらためて読みながら、まだ役に立つ内容ではないかと思いました。

  9. 戦後70年
    今年は戦後70年という年に当たるので、私自身もこの戦争とは何だったのか、何を学ぶべきか、ということで意識して本を読み、ブログにも書き留めました。結局23の記事を書いていました。たまたま広島を訪問する機会もあり、日本人と戦争ということに考えざるを得ませんでした。
    大きな惨事ほど多くの教訓があります。日本人の弱点がこれほど露呈された事件はありませんでした。戦後70年の今年は終わろうとしていますが、これからも戦争から学ぶことを継続して、ブログにアップしていきたいと思っています。

  10. 黒部ルート見学(10月4-5日)
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    今年は2回立山黒部を訪問しました。5月にツアーで黒部峡谷・アルペンルートの旅に参加しましたが、10月は関電の公募による黒部ルートでした。関電の施設内の見学で戦前の電力開発の歴史を振り返る良い機会となった。福沢桃介、松永安左衛門、小林一三、太田垣士郎といった電力開発に尽力した人々のおかげで、現代のわれわれが豊かな生活をすることができることにあらためて感謝しました。またトンネルを掘ることの苦労も少しは理解でき、作業者の人々にあらためて感謝しました。

  11. 次女の結婚(11月14日)ブログ記事なし
    余りにも個人的な話なのでブログ記事にはしなかったのですが、わが家族にとっては大ニュースでした。

    CIMG0332

    自分たちが結婚した時のことを思い出しました。私たちの時は、家と家との関係でしたので、私自身ほとんど何もしない内に親たちが万事進めていました。
    それと比較すると娘たちは、親が何も言う前に次々と事を進めて、私は知らぬうちに(妻はいろいろと相談を受けていたようですが)結婚式というありさまでした。
    知らぬ間に個人の時代は来ているのだと改めて気づいたことでした。
    二人で力を合わせていい家庭を作ってほしいと思いました。

  12. 姉の死去(12月7日 ブログ未投稿)
    18年前に難病を得て、長い病との闘いを続けていた姉が亡くなりました。
    発症当時には余命1〜3年、現在の医学でも最大5年と言われている難病であったにもかかわらず、18年間も命を長らえ、3人の子どもたちをそれぞれ独り立ちさせ、父の残した会社を夫と経営していました。
    会社経営のかたわら新居の建設と引越し、バラ園の維持と健康な人でもやれないことをやってのけました。

    思い起こせば子どもの頃からの親分肌で周りの人を引っ張っていった頼もしい姉でした。
    姉の残してくれた教えは、姉の家族に相続され、一部は私にも引き継がれました。
    また、私は、姉の闘病と死の姿を見て、死は決して恐れるものではないことを確信しました。
    また、人の死は後世への教訓を残すためのものであって、現在行われているような葬儀の形態は必ずしも適切なものではなく、近親者が納得できるものであってほしいと感じました。
    この気づきについては、近い内に整理する予定です。
一年を振り返ってみると、あらためて多くの気づきを与えられたことが分かりました。
多くのことを学び、糧として魂を磨き、天に返すという行動が本格的に始まった年であった気がしました。
また、還暦という人生一回りの年にこのような重要なことに気づけたことに感謝しなければなりません。

この気持ちを感じながら新しい年に向かいたいと思いました。

本日もお読みいただきありがとうございました。

道路標識の謎

私は、35歳まで運転免許を持っていませんでした。オーストリアに駐在だった35歳のときに半年がかりで何とかかんとか現地で取得しました。

こんな経験があったので、ヨーロッパと日本の交通規則の運用の違いが国民の権利意識の違いをあらわしているこtに気づいたことを思い出したので記録しておきます。

欧州人は、権利意識が強いので道路を車で走るにしても誰が権利を持っているのか、運転者がどんな義務があるかが非常に明確になっています。

すべての交差点で権利関係(優先権)が明確に決まっていて、どちらが優先でどちらが譲るかが誰にでもわかるようになっています。

以下はオーストリアの優先に関する標識ですが、「道路標識及び信号に関する条約」に準拠したものでヨーロッパでは大体どこでも同様なものが使われています。
道路の優先標識
  1. 一番左は優先権がないことを示しています。左右の車を妨げてはならず、道を譲らなければなりません。優先権のある車を妨げることがなければ停止する必要はありません。
  2. 二番目の八角形のStopは他のすべての方向の車に対して優先権がなく、一旦停止してから周りの車を妨げないことを確認してから進行します。この標識は八角形なので他の方向から見ても認識できるので、交差点に入るすべてのドライバーが誰が優先かわかるようにしているのです。 
  3. 三番目は、自分が走っている道が優先であることを示しています。
  4. 四番目は、優先道路が終了したことを示しています。
  5. これらの標識のない交差点では右から来た車が優先です(ロータリー等を除く)。
roundabout

また、優先道路の先に非優先道路との交差点がある場合には下のような標識があります。

優先交差点

さらに、優先権が同等の交差点が前方にあることを知らせるために以下のような表示があります。
交差点
ここの交差点では、右からの車が優先ですので道を譲らないといけませんが、左からの進入車に対しては自分が優先になります。

念がいったことには、信号にも逆三角の標識がある場合があります。これはおそらく停電などで信号が使用できなくなったときにも混乱が避けられるからではないと思っていました。

日本では、信号が故障したときにはどうなるんでしょうか?

私がいつも不審に思うケースを紹介しましょう。私の近所では細い一方通行の道がたくさんあるのですが交差点が面白いことになっています。
どっりが優先?

一方通行同士の交差点ですが、両方に止まれと書いてあります。どちらが優先なのでしょうか?衝突した場合どちらが責任があるのでしょうか?分かりません。

ロータリーはどうでしょうか?下は市内のロータリーです。道路標示はロータリー内が一方通行であることを示す表示のみです。
名古山ロータリー
これでは、ロータリーを走っている車と入る車のどちらが優先か分かりません。
通常であれば、左の車が優先ですから進入側が優先ですが、それではロータリーの意味がないのでロータリー内を優先にしなければなりません。ところが、走っている人も気にする様子はありません。実際に問題も起こっているみたいだ

オーストリアから日本に帰ってきて、日本の免許に書き換えに試験を受ける必要がありました(当時はオーストリアはEUに入ったばかりで協定を締結していなかった)。知識試験はパスしたのですが、実技で逆三角マーク交差点を徐行で左右の車がないことを確認して進入しようとしたら、いきなり車を停止させて落第になりました。日本では、逆三角(止まれ)はすべて停止しなければならないのです。不思議な標識だと思いました。

日本の道路では優先権について国際条約(「道路標識及び信号に関する条約」)に適合していないと思われます。アジアの国でも私が訪れた国では、道路の優先は明確でしたのでアジアでも日本だけが変なことをやっているように思いました。

また、10年も前の話ですが、私の娘が一方通行の3車線道路の右端車線を走っていて信号停止のため減速していたところ、左の脇道から合流してきた車が娘の車の左前方に接触したことがありました。
娘は無過失なので、保険会社に相手方の保険で修理してくださいというと、その保険会社が過失相殺をして1割負担お願いしたいと言ってきた。
「無過失なのになぜ過失相殺になるの?」と聞くと、「動いている車同士の事故は、無過失はないことになっている 」と言う。「納得できない」と言うと、「じゃあ、当社は示談交渉に入りません」ということだったので、私が直接、相手の保険会社と話をして無過失で示談が成立しました。

このことから、日本は法律の運用も責任を明確化していないだけではなく、保険会社ももたれ合いになって責任を明確にしないという運用を知りました。

最近、日本のスタイルはガラパゴスといって批判されることが多いけれど、私は決して一律に日本のやり方を否定するわけではありません。他の国のやっていないことでも日本のいいことは認めるべきだし、それを世界に教えてあげればいいと思う。
しかし、不合理なやり方は文明社会には不要だと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

本日もお読みいただきありがとうございました。 

「よそみの楽しみ」をアップしました

古いものですが、平成11年から14年までの私がある職場の安全衛生関連の会報に寄稿したエッセイをアップしましたのでお知らせします。
PC上ではすでに左のタグ「Yoshiのアーカイブ」で読むことができます。
題名の通り、リラックスすることを目的としたものです。お楽しみいただければ嬉しいです。

Yoshiのアーカイブ


内容は、
  1. 便利な日本のお正月
  2. 若狭の森を歩こう
  3. クラッシックでリラックス
  4. 世紀末の初詣
  5. ご安全に
  6. 読書の楽しみ
  7. 一年の計は何時立てる
  8. 新緑のドライブを楽しもう
  9. ダイエットの勧め
  10. ウィンタースポーツを楽しもう
  11. アウトドアを楽しもう
  12. ブレイクの効用
今、読むと当時を思い出してなつかしいです。
「よそみの楽しみ」は当ブログのタグにもありますが、これからも更新していくつもりですので乞うご期待。 
ごあいさつ
日々の生活の気づきから人生の成熟を目指しています。

幸せ職場の考え方は、
幸せ職場
をご覧ください。

「勇気の名言集 第2巻」が出版されました。

勇気の名言集 第2巻
今宿 葦
2022-02-14
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Yoshiのアーカイブ
Yoshiの他の媒体の過去記事は、以下のリンクでご覧いただけます。
勇気の出る名言集
ギリシア・アルプスの旅
田捨女の不徹庵手記
安全文化論
よそみの楽しみ
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