ロシアがウクライナに軍事侵攻したものの、ロシアが想定した以上のウクライナの反撃でプーチンは苦境に立っている。
当初プーチン氏は、圧倒的な軍事力の前にウクライナは早々に白旗を上げると見ていたのだろう。ところがゼレンスキー大統領が率いるウクライナ国民は結束しロシア軍に反撃し、プーチンは思うにまかせない。
国際世論は全面的にロシアに批判的でロシア国内でも反戦運動が続いている。
プライドの高いプーチン氏が降り上げた拳を下すわけにもいかずこれから先どうなるか。
思えば強い武力を持つ権力者はその武力を使いたくて仕方ない。何か問題が起こるとその武力で何とか問題を片づけたいという誘惑に駆られる。
ナチスドイツや日本もその誘惑に負け、国を滅ぼした。
大戦後は、こともあろうに戦勝国のアメリカがドイツや日本の失敗を繰り返し、ソ連もアフガンで同じ失敗を犯した。
アメリカは今世紀に入ってもアフガンやイラクで同じ失敗を繰り返している。
ロシアのプーチンもアメリカの失敗を学ぶべきだったが、大国は同じようなことをやる習性を持っているのかもしれない。
今、もう一つの大国のリーダー習近平がこの問題をどう見ているのだろうか。ロシアが国際世界から総スカンで四面楚歌、面目丸つぶれを見てどんな学習をしているだろう。
習近平が賢い人であってほしいと思う。
今回のウクライナ国民の姿を見て、前期高齢者の私も他国から無法なケンカを売られたら、今のウクライナ国民のように戦うことになるだろうと覚悟を決めた。
暴力で問題は片づかないが、無法な暴力に黙っているわけにはいかない。無法な攻撃には是非に及ばず、お世話になった国に一命で報いるという以外に方法はない。