毎日マスコミに流れるさまざまなニュースについて、コメンテーターと称する人々が気楽な議論をされています。しかし、このような問題に対して自分の問題として捉えないと、自分にとって何の意味もないことになってしまいます。世の中の問題を、傍観者の立場で見るのではなく自分自身の問題として見て考えることは自分を成長させることにつながるのです。
作家の五木寛之氏が「病んでいるのは私たち自身」と言っています。
・罪を犯す人間は、私たちの敵ではない。他人でもない。それは私たちの一部であり、私たち自身なのだ。外科手術で切り取るようにそれを排除し、放射線で焼くように消去することは不可能だと私は思う。
・私たちは時代の闇に不安をおぼえ、それに苛立ち、なにかしようとする。しかし、それは外なる敵への経済制裁、軍事行動のようなものであっていいわけがない。戦略戦術を練り、処刑を研究し、対策を論じあう前に、もういちど胸に手を当ててみる必要がありそうだ。社会の病理は、橋のむこう側にある風景ではない。病んでいるのは私たち自身なのである。そこから出発するしかないだろう。
作家の五木寛之氏が「病んでいるのは私たち自身」と言っています。
・罪を犯す人間は、私たちの敵ではない。他人でもない。それは私たちの一部であり、私たち自身なのだ。外科手術で切り取るようにそれを排除し、放射線で焼くように消去することは不可能だと私は思う。
・私たちは時代の闇に不安をおぼえ、それに苛立ち、なにかしようとする。しかし、それは外なる敵への経済制裁、軍事行動のようなものであっていいわけがない。戦略戦術を練り、処刑を研究し、対策を論じあう前に、もういちど胸に手を当ててみる必要がありそうだ。社会の病理は、橋のむこう側にある風景ではない。病んでいるのは私たち自身なのである。そこから出発するしかないだろう。